住宅ローン|FP1級Wiki

フラット35以外の住宅ローン関係、リ・バース60とすまい給付金について解説します。

リ・バース60

原則、満60歳以上の人を対象にした住宅ローン。
毎月の支払いは利息のみで、元金は利用者が死亡した時に担保物件の売却により返済するか相続人の一括返済になる。
住宅の建設、購入、リフォーム、借換えに利用できる。

すまい給付金

引上げ後の消費税率が適用される住宅を取得する場合、引上げによる負担を軽減するため現金(10~50万円)を給付する制度。1回きりです。

  • 平成26年4月から令和3年12月まで(一部、令和4年12月まで)実施
  • 一定以下の所得者が対象[8%時]収入額の目安が510万円以下[10%時]収入額の目安が775万円以下(こども2人家庭の夫の収入目安)
  • 新築のみならず中古(現行の耐震基準を満たす)も対象
  • 自ら居住する家屋で床面積50㎡
  • 住宅ローンを利用しないなら50歳以上
  • 購入時の消費税が8%か10%であること。
  • 申請期限は、住宅の引渡しを受けてから1年3ヶ月以内

外部リンク:国土交通省すまい給付金サイト

       

それでは過去問を解いてみましょう。2022年9月試験 学科 問8

住宅金融支援機構のフラット35およびリ・バース60に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. フラット35地域連携型には、フラット35地域連携型(子育て支援)とフラット35地域連携型(地域活性化)があり、利用するためには、住宅金融支援機構と連携する地方公共団体から、「フラット35地域連携型利用対象証明書」の交付を受ける必要がある。
  2. フラット35維持保全型は当初5年間、フラット35の借入金利が引き下げられるがフラット35Sと併用することはできない。
  3. 長期優良住宅でない住宅のリフォーム資金としてリ・バース60を利用する場合、債務者および連帯債務者が満60歳以上であれば、その融資限度額は、取扱金融機関にかかわらず「8,000万円」「住宅のリフォーム費用」「担保評価額(住宅および土地)の60%」のうち、最も低い額となる。
  4. リ・バース60は、取扱金融機関にかかわらず申込者が生存中は毎月の返済は利息のみであり、申込者の死亡時における残債務については、担保物件の相続人が現金によって一括返済しなければならない。

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解答

Wiki技能士

選択肢4についてですが、現金一括返済は選択肢のひとつであり、住宅の売却によって返済する方法も選べます。