つみたてNISAを始めたい方へ

 最近つみたてNISAに関する注目が集まっています。やはり、老後の2,000万円問題とか、あるいは日本で投資に関する教育が始まる事だとか、それともリベ大の方の発信とかが影響しているのでしょうか。
 NISAには、一般NISAとつみたてNISA、ジュニアNISA(もうすぐ無くなる)があり、特につみたてNISAについては1,000円から始められるので手軽だし、長期保有することでメリットが生じるために「早く始めたほうがいい!!」みたいな紹介が多く、それがまた皆さんを検索に駆り立てているのかもしれませんね。NISAはやさしい制度ですが、さすがにお金の知識がないまま突き進むのはジャングルに裸で突入するようなもの。
 ここでは、これからつみたてNISAを始めようと思っている方へ、私の持つFPの教材も使いながら簡単なご紹介ができればと思っています。

NISAを知るにはまず投資信託を知ってください

 NISAという言葉が独り歩きしてしまっていて、NISA自体を商品だと思っている人がたくさんいます。
そもそもNISAが何かというと少額投資非課税制度。投資信託(一般NISAは国内株、外国株も買えます)の利益を非課税にしてくれる制度なんです。つまり、購入するのは投資信託等商品。その非課税オプションがNISAということ。ラーメンでいえば注文(購入)する本体はあくまでラーメン(投資信託等)であって、NISAはいわば煮卵のようなものなのです。ならば投資信託についてある程度知っておかないといけません。
 私のサイトのFP3級試験対策資料になりますが、ざっとでいいので目を通しておいてください。

FP3級Wiki05.投資信託へリンク

 読んでいただいた通り、「お金を集めた専門投資家が大きなファンドとして運用し、それを還元する」のが投資信託です。ですから運用をお願いしている分コストは少しかかりますね。種類がたくさんあるので、自分で運用スタイルの好みにあったものを購入することになります。個人は難しい判断をすることなく投資ができるということです。

単発買いとコツコツ買い(るいとう)があり、それにより一般NISAかつみたてNISAに分かれることになりますね。

そもそも何が非課税なのか

投資信託から生まれる利益が非課税になります。投資信託がプラスにならなければNISAは何のメリットもありません。

NISAの種類

 NISAの種類については、私の教材でもまとめているものがありますがFP学習寄りです。こちらのひふみ投信さんがきれいに見やすくまとめているのでこちらをご覧ください。

NISA・つみたてNISAの制度概要(外部リンク)

 ご覧になっていただくと、みんながよく混乱する非課税期間のことなど良く分かったと思います。

 NISAは選択式で併用ができず、つまり単発買いならNISA、コツコツ買いならつみたてNISAを選択することになります。ここでありがちなのが、「俺、コツコツ買いと一発買い、両方やりてぇのになぁ~。」って人。買えないわけじゃありませんよ。非課税制度であるNISAを導入できるのがどちらかひとつというだけで、投資信託は自由に購入できます。ここを勘違いなさらないように。つまり両方を考えている人は、制度を比べていただいてどちらがいい制度なのか。これを判断してどちらに非課税をつけるか考えるべきと思います。例えば私は投資信託は単発買いもこつこつ買いも両方していますが、つみたてNISAを選択しました。ですから私は単発買いのほうは非課税ではありません。

NISAと比較した際のつみたてNISAのメリット・デメリット

メリット

利用枠が800万円なので大きい。

一般NISAより枠が大きいのでそのぶん非課税を役立てられます。

開始から終了までの期間が40年なので長い。

 非課税期間が長いというのはつまり、売却ポイントを定める期間が広いということ。運用中には当然浮き沈みがありますが、浮いてるときに売れる(利益確定、利確などと言う)チャンスがそれだけあるという事です。
 下のリンクのひふみ投信さんの「ひふみ投信基準価額の推移」をご覧ください(何度もひふみ投信さんを出してすみません。リンク許可いただけたのがひふみ様だけだったのです)。

投資信託で資産形成 ひふみ投信

 ひふみ投信とTOPIX(東証株価指数)の推移が載っています。どちらも右肩上がりでこのところの株価は堅調なのですが、細かく見ると浮き沈みがあると思います。リーマンショックや最近の戦争などの影響でガクッと下がっているところがあるんです。短い所有期間の場合に、これに当たってしまうと非課税期間に売却できない可能性が出てきますね。「投資は長期保有が有利」とよく言われるのはこういうところからなんです。

1,000円から始められる。

 気軽に始められるのはメリットと言えます。また、金額の変更も自在ですので、積立期間の20年には様々なライフイベントがあると思いますが、年間40万円の枠内でフレキシブルに積立を行っていけます。

ドルコスト平均法が活かせる。

ユーチューバーさんが声高に叫んでるお陰でこの言葉も一般的になってきました。つみたてNISAはドルコスト平均法が活かせます。

ドルコスト平均法とは(FP1級Wiki05.投資信託の実務より)

 価格が変動する投資信託であっても定期的に同額ずつ購入する投資手法。つみたてNISAがこれにあたる。たとえば毎月1万円ずつ購入する場合、値段が高いときは購入口数が減るし、安いときには購入口数が増える。結果的に高い時には購入を抑え、安い時に口数を多く買うことになるため、相場を意識せずとも購入コストを抑えることができ、利益を生み出しやすくするメリットがある。

デメリット

年間枠が40万円なので小さい。

 一般NISAと比較して年間利用枠が少ないです。投資を意識し始めると「あ!いま価格落ちてるから今大きく買って短期で売り抜けたい!!」という事が出てくるかもしれません。その場合に40万までしか非課税にできないのは元手がある方にはつまらなく感じるかもしれません。ただ、この場合は投資信託ではなく、国内株や外国株で買う方が多いと思いますが、私は投資信託で行こうと決めていたのでそこまでデメリットには感じませんでした。ただ、NISAの非課税について利益がどれだけ出ても青天井で非課税になるので、そこをメリットとして短期運用なさりたい場合はやはり一般NISAという事になると思います。中級者~上級者向けですね(*'ω'*)。

選択できる商品が少ない

 そもそも投資信託の商品は世に山ほどあるのですが、つみたてNISAには金融庁が定める条件があるため商品数が少なくなります。たくさんの中から選びたいという方にはデメリットとなります。ただし、逆の考え方をすれば、金融庁がつみたてに適している商品を選定したとも言えるのでメリットとも取れます。FP1級Wiki24.NISA(少額投資非課税制度)をご覧いただくと、手数料無料やデリバティブ運用をしないなど、安定して利益が出せそうなものに絞られているのが分かります。

私はつみたてNISAを選択した。

 私は元手が少しあったので単発買いとるいとうの両方で運用する計画でした。そのためNISAでもつみたてNISAでもどちらでも選べる状況ではあったのですが、上記に述べたメリットを考えた時に、多いか少ないかは別として、そもそも利益が出なければNISA制度を生かせません。それであれば単発買いに使用するよりもるいとうに使用するほうが非課税期間内に利益が出る確率が高くなると判断しました。

どうやって申し込むか

 NISAを始めるには投資商品を購入するための投資用口座が必要になります。

 口座開設にはマイナンバー確認書類と本人確認書類が必要で、新たに口座を開設するか、もしくはすでに使用している口座を「特定口座」という投資用口座として設定する手続きが必要になります。NISAを設定できる口座は原則1口座のみとなりますので、どこにするか吟味する必要がありますね。

 最近は窓口に行かなくてもWEBで手続きが完結するところが増えているので非常に便利。WEB対応のところは購入の際にも窓口でやるより手数料や経費が抑えられるのでおススメです。
 さきほどから登場しているひふみ投信さんもWEB系の投資会社になります。

 販売するすべての商品がNISA対象で、ひふみ投信とひふみプラスがつみたてNISA対象になります。ひふみ投信とひふみプラスは中身は同じ商品で違いは直販かどうかだけ。直販で購入すればセミナー等の参加権がありますし、なにより既存口座でやるよりも新規で口座を作った方が他の入出金と分別管理できますから管理がしやすくなりますね。さらにひふみ投信がつみたてNISAと相性が良いと思うポイントは、「資産形成応援団」。長期保有を続けると(5年以上)その期間に応じて信託報酬を割引してくれて、その割引分を新たにひふみ投信を買付ける資金に充当してくれる制度です。長期保有が前提で購入するつみたてNISAに適していると思います。

まとめ

 長期の資産形成を始める事。それとお金の知識を身に着ける事。これからの時代、どちらも重要になります。それがつみたてNISAを始める事とファイナンシャルプランナーの知識を得る事に直結する訳です。いずれも早いうちに始めたほうが有利なのは言うまでもありませんね。ひふみ投信さんの口座開設は無料ですし、ファイナンシャルプランナーの勉強を始めるのもFPWikiなら無料です。まずは始めてみましょう!!

Wiki技能士

タグ:積立NISA wiki

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