2025年5月実施FP1級学科試験分析(基礎編)
お待たせしました!!
今回もスピード重視で試験問題を分析します!
問題の判定は基本的には以下の3つ。
当テキスト未掲載などで、正解を導き出すのは困難だった問題「難問」、
当テキストから正解を導き出せるものの、難易度が高かった問題「普通問」、
当テキストが身についていれば問題なく解けたであろう「易問」。
ただし、問題の難易度から判断する場合もあります。ご了承を。
「FPWikiテキストで勉強していたFP2級所有者」を想定した評価となっております。
今回もきんざいの問題用紙を片手に読み進めてください。公式サイトから印刷もできます♪
急いでアップしたので間違った解説があったら教えてくださいね!すぐ修正します。それとリンク切れとか誤字脱字も!!
ご指摘はXか当サイトのお問い合わせページでぷりーず(ノД`)・゜・。
この企画のコンセプトをあらためて。FPWikiの過去問分析はみんなとわいわいするためです。FP試験勉強は孤独になりがち。SNSでフォロワーさんたくさんいる人はそうでもないかもしれませんが、FP試験、特に1級はまわりに受検してる人はほとんどいませんよね。自分はこの問題はこう思ったけどみんなはどうだったんだろう。とか、ここ難しかったよねぇ、これは簡単だった!みたいな受検の感想をみんなで共有できたらいいなって思って解いています。なので、わたしもできる限り受検生視点で解きます。受検勉強の箸休めというか、楽しみにしてもらえたらうれしいです。
各問の最後に関連ページのリンクと、書籍の掲載ページをお知らせしています。お役立てください。
応用編の分析はもう少しおまちください。がんばりますっ!!
このページは基礎編の解説です。
基礎編の検証
問 1
易問 正解4
今回も1問目はお決まりの「6つの係数」でした。①8000千円はそのまま取崩し、②7000千円は5年寝かせてから取り崩すそうです。ということで係数は取崩係数の資本回収係数と、寝かせる係数の終価係数を使います。
①8000千円×0.0838(資本回収係数15年)=670千円
②7000千円×1.1593(終価係数5年)×0.1172(資本回収係数10年)=951千円
①670千円+951千円=1,621千円
正解は1,621千円になります。
この問題は必ず当てるつもりで対策しておきましょう!!
02.6つの係数p11
問 2
普通問 正解2
不適切は2番です。支給期間中の退職ならば継続給付があります。退職日の前日までに1年以上の加入期間があり、すでに受給中もしくは加入期間中に支給条件を満たしていることでも給付がなされます。詳しくはリンクからFPWikiを確認してください。
問 3
易問 正解1
判定に時間が掛かっちゃっても良いように、申請日にさかのぼって効力が発生します。1が適切です。2は60日以内。3は2号さんは1割のみ。4は3ヵ月以内です~((((oノ´3`)ノ
06.雇用保険 p32
問 4
易問 正解3
これは常識的に解ける問題だったかなと。既払保険料を返さないって事はないですよね~。
ちなみに1の免除期間は4カ月が正当、2の保険料額は当時の金額に加え期間経過に伴う加算があります。4は扶養義務者の所得は関係なく、あくまでも学生本人の所得です。
問 5
普通問 正解4
1はAさんの生まれ年だと旧率での計算なので4.8%ではなく6.0%が正当。
2はBさんの生まれ年だと老齢厚生年金は報酬比例部分が63歳からの支給なのでそちらは4.8%となります。
3について。繰上げは同時じゃないとダメですが、繰下げは別々にできます。
4は遡及手続きですね。テキスト範囲外でしたので追記しました。5年経過した部分の受給権は時効消滅するのですが、特例ができたことにより、請求の5年前までさかのぼりそれまでの期間を繰下げ増額した上で5年分を一括で受け取れるようになりました。
FPWikiテキストからは消去法で辿り着けるので普通問とします。
問 6
普通問 正解2
適切は2。テキスト範囲外でした。障害厚生年金は3号分割はできず、必ず合意分割で行う必要があります。テキスト入りは今回は様子見します。
1は合意が得られないなら裁判ができます。
3は婚姻期間外のものは対象になりません。
4は分割を受けた年金の保険料納付記録は受給資格期間に反映されません。
FPWikiテキストからは消去法で辿り着けるので普通問とします。
問 7
普通問 正解4
1は12万未満が年1回、12万以上が年6回支給になります。
2は年払いは0.1ヵ月割引です。
3は産前産後免除や法定免除の一部は資格喪失しません。確かに産前産後免除で喪失したら悲しすぎます。
4は1口目は終身のみ、2口目以降は確定年金も含めいろいろ選べます。
適切は4です。テキストで正解が導けます。詳細までは載せてないですが、今回はこのままにしとこかなぁ。