NISAを始めたい方へ(初心者向け)

 NISA制度か改正され、新NISAに関する注目が集まっています。
 NISAには、そもそもは一般NISAとつみたてNISA、ジュニアNISA(完全廃止)といくつか種類があったのですが、ひとつに統合する形で見直され、期間も無制限となりわかりやすい制度になりました。NISAはわかりやすくやさしい制度とはいえ、さすがにお金の知識がないまま突き進むのはジャングルに裸で突入するようなもの。
 ここでは、これから新NISAを始めようと思っている方へ、私の持つFPの教材も使いながら簡単なご紹介ができればと思っています。専門的な解説ではないので「本当に何も知らない」って方に読んでいただければと思います。

※このページはリンク許可をいただいたひふみ投信さんの紹介を兼ねた記事となっております。

NISAを知るにはまず投資信託を知ってください

 NISAという言葉が独り歩きしてしまっていて、NISA自体を商品だと思っている人がたくさんいます。
そもそもNISAが何かというと少額投資非課税制度。投資信託(NISAの一般投資枠は国内株、外国株も買えます)の利益を非課税にしてくれる制度なんです。つまり、購入するのは投資信託等商品。その非課税オプションがNISAということ。ラーメンでいえば注文(購入)する本体はあくまでラーメン(投資信託等)であって、NISAはいわば「全部乗せ」のようなラーメンのクオリティを上げるオプションのようなものです。ならば当然投資信託についても知っておかないといけません。
 私のサイトのFP3級試験対策資料になりますが、ざっとでいいので目を通しておいてください。

FP3級Wiki05.投資信託へリンク

 読んでいただいた通り、「お金を集めた専門投資家が大きなファンドとして運用し、それを還元する」のが投資信託です。ですから運用をお願いしている分コストは少しかかりますね。種類がたくさんあるので、自分で運用スタイルの好みにあったものを購入することになります。個人は難しい判断をすることなく投資ができるということです。

単発買いとコツコツ買い(るいとう)があり、自由に投資方法が選べるようになっていますね。これは新NISAで言えば「一般投資枠(単発買い)」、「つみたて投資枠(るいとう)」ということになります。

そもそも何が非課税なのか

投資信託から生まれる利益が非課税になります。投資信託がプラスにならなければNISAには何のメリットもありません。

NISAの種類

 NISAの種類については、私の教材でもまとめているものがありますがFP学習寄りです。こちらのひふみ投信さんがきれいに見やすくまとめているのでこちらをご覧ください。

NISAの制度概要(外部リンク)

 ご覧になっていただくと、新NISAの事が良くわかると思います。

メリット

1,000円から始められる。

 気軽に始められるのはメリットと言えます。また、金額の変更も自在ですので、積立中には様々なライフイベントがあると思いますが、フレキシブルに積立を行っていけます。

ドルコスト平均法が活かせる。

ユーチューバーさんが声高に叫んでるお陰でこの言葉も一般的になってきました。つみたて投資枠はドルコスト平均法が活かせます。

ドルコスト平均法とは(FP1級Wiki05.投資信託の実務より)

 価格が変動する投資信託であっても定期的に同額ずつ購入する投資手法。つみたて投資枠がこれにあたる。たとえば毎月1万円ずつ購入する場合、値段が高いときは購入口数が減るし、安いときには購入口数が増える。結果的に高い時には購入を抑え、安い時に口数を多く買うことになるため、相場を意識せずとも購入コストを抑えることができ、利益を生み出しやすくするメリットがある。

旧NISAと比較した際の新NISAのメリット

利用枠が拡大した

年間投資額が拡大し、より多くの資金を非課税で投資できるようになりました。

単発買いとコツコツ買いの併用が可能に

旧NISAは一般NISAとつみたてNISAの選択式でしたが、新NISAは一般投資枠とつみたて投資枠として併用できるようになりました。これは今回の改正の一番良い点だと思っています。

非課税期間が無制限になった

 非課税期間が無制限というのはつまり、売却ポイントを自由に定める事ができるということ。運用中には当然浮き沈みがありますが、浮いてるときに売れる(利益確定、利確などと言う)チャンスがそれだけあるという事です。負けてるときは手放さなければずっと負けないです。

 投資信託のチャートなどをご覧いただくと良くわかりますが、どんなに調子のいい商品でも細かく見ると浮き沈みがあると思います。リーマンショックや最近の戦争などの影響でガクッと下がっているところがあるんです。短い所有期間の場合に、これに当たってしまうと非課税期間に売却できない可能性が出てきますね。「投資は長期保有が有利」とよく言われるのはこういうところからなんです。

 一般NISAと比較して年間利用枠が少ないです。投資を意識し始めると「あ!いま価格落ちてるから今大きく買って短期で売り抜けたい!!」という事が出てくるかもしれません。その場合に40万までしか非課税にできないのは元手がある方にはつまらなく感じるかもしれません。ただ、この場合は投資信託ではなく、国内株や外国株で買う方が多いと思いますが、私は投資信託で行こうと決めていたのでそこまでデメリットには感じませんでした。ただ、NISAの非課税について利益がどれだけ出ても青天井で非課税になるので、そこをメリットとして短期運用なさりたい場合はやはり一般NISAという事になると思います。中級者~上級者向けですね(*'ω'*)。

選択できる商品が少ない

どうやって申し込むか

 NISAを始めるには投資商品を購入するための投資用口座が必要になります。

 口座開設にはマイナンバー確認書類と本人確認書類が必要で、新たに口座を開設するか、もしくはすでに使用している口座を「特定口座」という投資用口座として設定する手続きが必要になります。NISAを設定できる口座は原則1口座のみとなりますので、どこにするか吟味する必要がありますね。

 最近は窓口に行かなくてもWEBで手続きが完結するところが増えているので非常に便利。WEB対応のところは購入の際にも窓口でやるより手数料や経費が抑えられるのでおススメです。
 ご紹介のひふみ投信さんもWEB系の投資会社になります。

まとめ

 長期の資産形成を始める事。それとお金の知識を身に着ける事。これからの時代、どちらも重要になります。それがNISAを始める事とファイナンシャルプランナーの知識を得る事に直結する訳です。いずれも早いうちに始めたほうが有利なのは言うまでもありませんね。ひふみ投信さんの口座開設は無料ですし、ファイナンシャルプランナーの勉強を始めるのはFPWikiなら無料です。月々1,000円なら始めちゃったほうが勉強になります。まずはひふみのキャンペーンから始めてみましょう!!

Wiki技能士

タグ:積立NISA wiki

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